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「女の子は(中略)ありました」解説 ※ネタバレあります

どうも二丸です。
それでは宣言通り
「女の子は優しくて可愛いものだと考えていた時期が俺にもありました」
の解説(?)をしていこうと思います。

今回は解説というより、私が今作にたどりつくまでの思考の軌跡といいますか、
こういうことを考えながら作品を作っていった内容となります。
当然ネタバレはありますし、もしかしたら楽しめていた人が
楽しめなくなってしまうといったこともあるかもしれません。

なので少しでも嫌な予感がした人はすぐ「GO HOME!」でお願いします。
そして叩かれると心が死ぬのでご勘弁を(懇願)。

では読まれる方は下のほうへ。































新作を書くとなったとき、私が最初に考えたのは、
ライトノベルの王道ジャンルで一作書いてみたい、ということでした。

私がライトノベルの王道と考えているのは「萌え(ハーレム等を含む)」と「バトル」です。
そういったことからギフテッド1巻のあとがきで
「思いっきり逆走している」
といったようなネタをしました。
そのため安直ながら、今度は王道ジャンルで、と考えたわけです。

私はライトノベルにおいて、ジャンルは非常に大事なものだと考えています。
昨今のヒット作を見ますとほとんどが「萌え」か「バトル」に該当しているように見えます。
同じ「萌え」や「バトル」でも切り口や内容は作品ごとに全然違いますが、
大まかなジャンルといった意味では、ヒット作のほとんどがこの二つのどちらか、もしくは両方を看板としているように感じました。

ならばそこに「需要」があるはずです。
得意不得意、好む好まないに関わらず、市場に「需要」があるのならば、
そこに「供給」を投じてみたいと思ったのが今作を書くに至った最初の動機です。

漫画で例えるなら、私はもしかしたらヤングジャンプが一番向いているかもしれません。
でもジャンプでも書けるのなら、ヤングジャンプの内容をジャンプに載せようとするのではなく、
全力でジャンプにむいた作品を書こうと思った、といった感じです。


では「萌え」にするか、「バトル」にするか。
ここは非常に迷いました。
「萌え」と「バトル」を中心に様々な案を考え、消え、そしてまた考える、といったループで時間が過ぎていきましたが、その中で本として提供できるだけのものが今作であり、ジャンルで言えば「萌え」のほうでした。

ただ今作が最初に形となったのは、「萌え」でありながら「バトル」もちょっと含んでいるという、
個人的には美味しい折衷案となるようなものだからだったと思います。

ここで問題があります。
思いついたのはいいのですが、作品のアピールポイントを編集さんに伝える手段が思いつかなかったのです。
私はキャラから作るのではなく、必ずテーマやストーリーから作ってしまう癖があるため、
プロット(あらすじのようなもの)で今作を伝える自信がありませんでした。

「主人公が気がつかないところで女の子が超人的な動きで牽制し合っているんですよー」
と伝えても
「?? どこが面白いの?」
と誰もがなってしまうように思います。
今作の大きなアピールポイントとして『無駄な解説』があると私は考えているため、
『いきなり一作書き終えた状態で編集者に見てもらう』といったことをするに至ったわけです。
幸い評価をいただき、何回かの改稿を経て発売となりました。


そんな感じで簡単に今作に至ったわけを書いてきたのですが、
ここからは今作で私が注意した点などを書いていきたいと思います。


■注意した点
①男はなるべく少なくする
 一番原案の段階は「席決めシーン」でした。
 そこから考えると、ハーレム系にするのがいいと思ったわけですが、となると男は少なくしたいと思いました。
 なぜなら別の男を出すことにより「こいつに取られるかも」といった懸念を読者に一切感じさせたくなかったためです。

 例えば四角関係のラブストーリーでよくあるのですが、主人公とヒロインがカップルになると、エピローグでちゃっかり主人公を好きだった女の子とライバルがいい感じになっているのってありませんか?
 私はそれがダメなタイプです。
 なぜなら「主人公を好きだった女の子は、その主人公を想う一途さに魅力があった」と考えているためです。
 この類の魅力は「他の男をいいと思う」といったことでも魅力が落ちると思います。
 有象無象の女の子はライバルが好きだけど、重要な女の子は主人公が好き、といった構図はよく使われますが、これは九十九%の男性が死ぬ時点でできないと思いました。
 だから男をなるべく少なくしたかったのです。

 かといって、男を主人公以外ゼロにしたくはありませんでした。男同士じゃないとできないノリ、会話があるからです。
 そうしてホルスト(ホモ)が誕生しました。
 ホモなら男を出しても女の子を取られる心配がなく、ギャグにも使えるじゃないか!と思った瞬間が、今作が書き上げられる確信を持った瞬間でしょう。

 ここでホルストは読者に受け入れられるのか? との懸念が出ましたが、セイバーマリオネットJに花形美剣という偉大な先駆者がいるので、大丈夫ではないかと考えました。


②風刺的要素を入れる
 ホルストにはもう一つ重要な役割があります。
 「風刺」としての役割です。
 これは以前このブログで「ラブコメだけならもっとうまい人がいるだろうから、自分らしさをできるだけ出そうとした」に繋がってきます。

 ギフテッドは私自身「サクセスストーリー」としており、ライトノベルということで意図的に設定を大げさにしたことで、見る人によっては「中二系心理戦」となるかもしれません。
しかし会社員三年目以降くらいの人が読むと「あるある」となった方もいてくれたのではないでしょうか。

 年齢などによって印象が変わる点を入れたかったというのが私にはありました。
 ということでホルストの登場です。
 彼の女性観は偏見に満ちています。
 満ちています……が、私の中で「あるある」と思っている部分があります。
 彼の意見は作中で全部外れているのではなく、半分は正解です。あくまで半分ですが。
 そんなところを楽しんでもらえたらなと思っています。

 あ、はい、女性の皆様申し訳ございません!(土下座)
 女性のことを悪魔だとかそんなことはまったくもって思っておりません!
 私は女性を心から尊敬しています!


③なるべく軽くする
 エンターテイメント作品にとって、作者の意図が読者の意図と一致せず、作者の伝えたいことが押し売りになってしまうことがよくあるのではないかと思います。
 元々それを売りにしている作品なら独特の味として受け入れられるものでも、エンターテイメントならば邪魔なものとなります。
 そのため真面目となる箇所、主人公の信念となる箇所、といったところはできる限り削りました。
 具体的に触れますと、主人公である湊の両親に対する思いや両親がどういった経緯で亡くなったのか、父親の格言など、以降のノリとバランスを見て、改稿の際にバッサリいきました。
 ついそういったところを書いてしまうのですが、今作では合わないと思ったためです。

 その他、そこもバッサリいったのかよ、というところも結構やってます。
 ストーリー的なものだけではなく、キャラについてもエンターテイメントということで、初期状態と比べてがっつりと改変及び属性の追加をしました。
 これらは作品としての統一感、そしてエンターテイメントとしてやる必要があったことだと思います。

 こうした改稿は読者の方々に、
「いい暇つぶしにはなったよ」
「二丸ってやつは馬鹿じゃねーの」
と言ってもらうためだと思っています。
 もし上記のように感じていただければ、本当に嬉しいです。



 ……と、長くなってしまったので一旦切ります。
 ギフテッドのときと違って裏設定的なものを書けなくて(今回は書くことがなくて)、面白みに欠けてたら申し訳ないです。
 もう2点くらい(増えるかも?)注意したことを書いていこうと思います。

 目安は一週間~二週間くらいで。
 ではでは、また。

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  1. 2013/07/19(金) 23:39:03|
  2. 本の解説
  3. | トラックバック:0

「女の子は(中略)ありました」本日発売です

「女の子は優しくて可愛いものだと考えていた時期が俺にもありました」が本日発売です!

きっとこの長いタイトルのせいで苦しまれた方々がいるでしょう……。
申し訳ありません……。
かくいう私も面倒くささから、ついにブログのタイトルに(中略)を導入してしまいました……。

さて、それはそれでおいておきまして、解説についてです。
発売日に解説を書くのも何なので、一週間後ぐらいを目安で。
ギフテッドのときと同様、読んでくれた方前提で書くつもりなので、ご了承あれ。

また今作を読んで気に入ってくださった方は、前作「ギフテッド」のほうもよろしくお願いいたします。

ということで、「女の子は優しくて可愛いものだと考えていた時期が俺にもありました」をぜひとも読んでみてください!

よろしくお願いします!


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 一狩りされようぜ!? 貴重な男子を巡り、美少女たちの熾烈な戦いの幕が上がる!

 99%の男性が死滅した世界。希少な男子・久我原湊は、4年間隔離された生活を送っていたが、晴れて男女共学の高校へ編入することに。美少女だらけ・女子率99%という学校で、優しい女の子たちとのハーレム生活を夢見る湊だったが、女の子たちは強くなりすぎていた(物理的に)。美少女……でも異能持ち、美少女……でも超肉食系、美少女……でも妹!? 男の妄想を叶えてぶち壊す、波乱だらけの学園ラブコメ!
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(2013/07/10)
二丸修一

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  1. 2013/07/10(水) 21:56:45|
  2. 小説紹介
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